反応性関節炎
《定義》
細菌感染症が先行した後の関節炎
《原因菌》
Chlamydia, Salmonella, Shigella, Yersinia, Campylobacterなどが原因となりますが,他にも色々あるようです
《脊椎関節炎:SpA》
・反応性関節炎
・強直性脊椎炎
・乾癬性関節炎
・炎症性腸疾患関節炎
これらは,一般的には血清反応(リウマチ因子: RF)陰性のため,血清反応陰性関節炎とも呼ばれます
《関節リウマチとの鑑別》
これらの関節炎は,関節リウマチ(RA)との鑑別も重要になります.
とはいえRAとは臨床像が異なり,RAの場合は少関節炎がメインなのに対し(高齢発症RA: EORA除く),SpAの場合は中~大関節が多いと言われいます.
関節以外にも,腱付着部炎や指趾炎も起こるとされていますので,関節以外の炎症も注目したほうが良さそうです.
《病歴聴取》
反応性関節炎は,先行感染(咽頭痛)やSexual actitivity,細菌性腸炎などを聴取します.
強直性脊椎炎(AS)の場合は,朝が一番つらくて運動とともに症状が改善すると言われています.
炎症性腸疾患(IBD)関連のものは,消化器症状を聴取します.ちなみに,IBS(過敏性腸症候群)とは名前は似ていますが,全く別物です)
乾癬性脊椎炎は,関節の伸側に皮膚症状が出やすく,頚部の場合は紙の生え際を超えて出ることも特徴の1つと言われています.また,爪も多彩な症状を呈しますが,一見真菌感染の様に見えますが,普通は足にできるものです.そのため足の爪に症状がない,手の爪の真菌感染を疑う場合は注意が必要かもしれません.
このへん苦手なので,勉強します.
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/reactive-arthritis/symptoms-causes/syc-20354838