2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2304820 感想 高流量の血液濾過透析と血液透析では,血液濾過透析の方が死亡率を減少させた. これは,結構興味深い研究だと思います. 少なくとも集中治療領域においては,死亡率への影響はないとされてきまし…
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(23)00923-6/fulltext?dgcid=raven_jbs_etoc_email#sec1 感想 心不全患者さんは,そもそも診断がとてもむずかしいです. 診断に関しては,BNPやNT-ProBNPのおかげで,非専門医でもだいぶわ…
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2806472?utm_source=silverchair&utm_medium=email&utm_campaign=article_alert-jamanetworkopen&utm_content=wklyforyou&utm_term=062323 感想 日本からの研究報告. mbulatory care–sensiti…
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2806506?utm_source=silverchair&utm_medium=email&utm_campaign=article_alert-jamanetworkopen&utm_content=wklyforyou&utm_term=062323 感想 この領域のことは正直良くわかりません. しか…
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(23)00520-2/fulltext?dgcid=raven_jbs_etoc_email インスリンは少ないほどよい 当然ですが,インスリンを注射する回数が少なければ少ないほど良いわけです. 打ち忘れの問題も減りますし,…
背景 頻脈が良くないというのはよく分かるのですが,シチュエーション次第ということになります. ATPを働かせるためには,酸素が必要で,酸素をさいぼうに送り届けるのが「ヘモグロビンと心拍出量と酸素飽和度」と言われています. 3つの因子 つまり,この3…
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2302399?query=WB&cid=NEJM%20Weekend%20Briefing,%20June%203,%202023%20DM2224803_NEJM_Non_Subscriber&bid=1594727549 ケタミン ケタミンは以前、普通の鎮痛剤として使用されていました。 現在は、麻薬とし…
背景 VTE(静脈血栓塞栓症)は,重症患者に多いです. 他では骨盤内の手術操作を伴うものや,胆がん患者でも増えます. 古典的には,ウィルヒョウの3徴が有名です. うっ滞・過凝固・血管内皮障害の3つです. そのため,予防を行います. 予防は,抗血小板剤…
背景 この研究は集中治療医にとって,過去の論文の中でもTop5に入る論文だと思います. 肩を並べるのが,ARMA研究などではないでしょうか. https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/nejm200005043421801 何がすごいかというと,アルブミンを二重盲検で行った…
背景 アルブミンの投与に関しては,未だに分からないことが多いです. よく議論されているのは,間質から血管内に水を引き込む効果があるとか・・ 多少効果はあるのかもしれませんが,明確なエンドポイントで有意性を示したものはないはずです. 重症患者さ…