〇〇病院診療看護師(NP)のお勉強用

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【NP TAのMKSAP】心室中隔欠損

 
《key point》
・小さな心室中隔欠損は、左胸骨境界にS2 を消し去る、大きな (時折り触知可能な) 全収縮期雑音を示す。
心室中隔欠損症の閉鎖術は、左から右へのシャントが小さく、心房拡大や弁疾患がない患者には適応ないが、臨床的な評価と画像検査のフォローが推奨される。
 私見
各代表的な心疾患の身体所見は、病態生理を含めてきちんと理解する事が大事である。
この患者のように、専門医でない医師が、青年期に見つける可能性も十分に考えられるため、適応なフォローと専門医にコンサルトが必要になってくる。
《コメントRI》
聴診はとても簡易ですが、人を選びます。でもエコーよりも人を選びません。音が聞こえるか、その音を如何に拾いにいけるかというところはフィジカルの真髄のように思います。
つまりフィジカルは検査なので、検査前確率を問診で導き出して検査の特性を活かすべきなのだと思います。
とはいえ、ルーチンの聴診で引っかかかることもあるのでとても大事です。
Stout KK, Daniels J, Aboulhosn JA, et al. 2018 AHA/ACC guideline for the management of adults with congenital heart disease: a report of the American College of Cardiology/American Heart Association Task Force on Clinical Practice Guidelines. J Am Coll Cardiol. 2019:73:81-e192.
[PMID: 30121239] doi:10.1016/j.jacc. 2018.08.1029